2018年3月4日日曜日

【Disk Review】No Quarter "Freedom"(2017)

メタリックオージースタイル!


No Quater "Freedom" (2017)




2003年オーストラリア結成のメロディックパンク、No Quaterの最新作です。Melodic Punk Styleのレーベルからのリリース。現在公開されているMVは元Local Resident FailureのKyeが撮影したみたいです。

彼らはオーストラリアらしいパンチの効いたリズム主体に、Twisted By Designの頃のStrung Outみたいにヤンチャでテクニカルなフレーズから、Pennywiseよろしくな圧力まで、色んな事を器用に取り込んでくるタイプです。こないだレビューを書いたKRANGもわりとそんな雰囲気だけど、こちらは自分たちのローカルシーンの流れがベースに強いですね。


そして何よりもびっくりするのがドラマー。超タイトなリズムの中にex.Strung OutのJordanライクな手数、足数多めのフレーズをバシバシ決めてきます。最近メタリックなメロディックをプレイするバンドはそこそこいるけど、その中では圧倒的な存在感が桁違いです。彼らの武器であるリフワークのスピード感も、ドラムの強力なサポートによる部分が大きいはず。


先頭のM-1”Freedom”で度肝を抜かれたようなそうしたメタリックでタイトな展開もそうだし、かと思いきやM-9"KFC"みたいなクラシックなシンガロングが光る曲もあったり、多彩さが光る1枚だと思います。オーストラリアのメロディックも、メタリック路線も、どっちも大好きな人からしたら絶対にハマるはず。Our Darkest Days、Shamesあたりが好きな人は特に要チェックです。

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