Break of Day "Before Life Decides You've Had Enough" (2016)
ベルギーはWesterloという街のメロディックハードコア、Break of Dayの4th？です。昨日紹介したYoung Heartsとはレーベルメイトみたいですね。
彼らはどちらかといえばスクリームや形式めいた展開が所々で見られる、ポストハードコア色も併せ持ったメロディックです。M-3"Abattoir"とかがそうなんだけど、Story Of The Yearをもう少しパンキッシュにしたみたいな。明確にスクリームとクリーンボーカルが分かれているので、その点で好き嫌いの差があるかもしれません。
そんなこともあって、これまでに紹介した2バンドとは大きくスタイルが違います。メロディーを前面に押し出してくるんじゃなくてリフやリズムで聴き手の体を動かしてくるタイプで、ポストハードコア特有のどこか壊れてしまいそうなもろさを感じさせる曲調も含め、いい意味でメロディックっぽくない感じがします。
でも背景にはしっかりメロディックからの影響が感じられるのが面白いところで、M-6"Suburban Bliss"なんかに見られる疾走パートでは、カナダのOur Darkest Daysに近いものがあります。いきなりSOTYがOur Darkest Daysみたいになったら…（その逆も…）と思うとちょっと嫌だけど、彼らがこれをやるとすんなり聞けるんですよね。そうしたごちゃまぜ感とバランスの良さが彼らの最大の魅力じゃないかなと思います。自分は大好きなんだけど案外いないんですよね、こういうバンド。
ちょっと重たい系のメロディックが嫌じゃないって人はチェックしておいて損がない1枚です！ポストハードコア系からメロディックに入っていきたい人にもおすすめできるかな。
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