2017年3月4日土曜日

【Disk Review】Straightline "Vanishing Values"(2017)

2017年も元気にスラッシュ。


Straightline "Vanishing Values"(2017)


ドイツの高速メロディック、Straightlineの新譜です。彼らは何年か前に日本来ているんですよね。見たかった…

彼らの代名詞と言えばとことんスラッシーに展開されるハイスピードな曲。前作も高速パートにブラストが入ってたり、頭悪そう(賛辞)なまでにピロピロザクザクなリフが圧倒的でしたが、今作もその流れにあるようです。超頭悪い(絶賛)



おそらく前作を聴いた方はM-1"Generation Lost"の冒頭の、ブラスト+スクリーム+メタリックなリフで安心すると思います。笑 以前の彼らにはあまり見られなかった超プログレッシブなパートから、ツボを確信犯的についてくるリード、スクリームこそあれあくまでパンキッシュなボーカルまで隙がありません。


あと聴いてて思わずニヤッとしたのがM-3”Not Afraid”。意外とPennywiseっぽいやんちゃなメロディーからのピッキングハーモニクス地獄。まさかハーモニクスを連発するのがこんなに頭悪そうだなんて…(絶賛)この曲に限らないんだけど、彼らの超ニヤニヤしながら曲作ってる姿が容易に想像できます。




そのほかにも以前よりぐっと締まった憂いを帯びたマイナー進行の曲があったり、かと思えばM-4”Unfinished Story”、M-6"Off We Go"、は嘘みたいに胸キュンメロディックだし、M-11”Take Your Time”に至ってはアコースティック(!)。彼らのアコースティックって想像がつかなかったんだけど、普通にきちんとメロディーが立っていてなかなかカッコいいんですよね。振れ幅がデカくてもきちんと自分たちのスタイルでまとめ上げて来るあたり、実はとても頭がいいのかも(絶賛)。

最近ヨーロッパ高速メロディック勢のリリース&来日ラッシュもあってか、周囲で意外と盛り上がってない気がするけど、間違いなくそれじゃあもったいない1枚です。

0 件のコメント:

コメントを投稿