南米メロディックハードコアを漁り倒せ！最強のコンピレーション登場。

ペルーのブログ、Screaming Fastcoreがリリースしたコンピレーション”Latinoamérica Sobre Ruedas”がすごいです。

翻訳すると「About us（私たちについて）」みたいな感じの名称のこのコンピレーション。その名の通り、中南米のメロディックバンドだけがたっぷり30バンド収録されています。

これの何がすごいって、Tripwire、Another Chance、69enfermosなど知名度のあるバンドから、Millenimalsのようなニューカマー、Paylester、69segundosなどローカルシーンで存在感のあるベテランまで、とにかく収録バンドのバラエティが豊富なこと。これ一枚チェックすれば、中南米は大丈夫なくらいまで至れり尽くせりの面々がそろっています。気になったバンドのライブでの対バンとかまで見たら立派な中南米オタク。

個人的にテンションが上がったのは、序盤からクライマックスみたいなテンションでテクニカルパートを絡めた疾走っぷりが見事なチリのThe Borderlineと、後者は最近個人的に気になっていた、コードワークに独特の青さが光る母国語メロディック、コスタリカのCrouch。前者は少し前から活動しているみたいだけど情報がほぼゼロ、後者は今年に入ってから初音源が出た完璧なニューカマーです。

こうしたバンドをピックアップしてコアなコンピレーションを作れるのも、Screaming Fastcoreのオーナーさんが中南米シーンにしっかりと根付いて活動できているからで、ただただすごいの一言に尽きますね。絶対に要チェックです。