2019年5月3日金曜日

【Disk Review】THROW YOUR LIGHTS "Maze"(2019)

自身のスタイルを見つめなおし、突き詰めることで新境地に達した1枚!

THROW YOUR LIGHTS "Maze"(2019)

各地のバンドを異常なテンションでローカルシーンに巻き込み続ける熊谷の雄、THROW YOUR LIGHTSの新作EPです。

Strike AnywhereやSuch Goldのようなメロディックハードコアをベースに、エモ/ポップパンクの要素を取り込んだ、国内では数少ないスタイルを体現する彼ら。前作EPディストロあります以来2年ぶりのリリースになるようです。

今回収録の3曲は前作からのスタイルに含まれる要素を細分化し、徹底的に突き詰めることで、正統な進化と新機軸獲得の両方を実現しているのが特徴的です。彼ららしいスピーディーなリフをStrike Anywhereライクに繰り出すM-1"ALL VICTIM"、エモ色が濃く落ち着いた展開からシンガロングで爆発するM-2"MELLOW YELLOW"、10年代ポップパンクにルーツを感じさせるイントロから疾走するM-3"When that time please kill me."と、いずれも従来からあるスタイル上の曲ながら、個々の要素に特化したことで「ありそうでなかった」部分にフォーカスを当てられているのが、その根本にはあるように感じました。

インディーやシューゲイズなど近年のポップパンクの定番とは距離を置いたアプローチを突き詰めた今作。冒頭でも書いたけれど、Strike AnywhereやSuch Goldのようなバンドをベースに持つバンドが少ない昨今、間違いなく異彩を放つ1枚です。

ストリーミングの予定はないようなのでライブで入手するしか方法はないですが、機会を見つけてぜひチェックしてみてください。

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