OMAHA "Touch 'em all, Joe"(2015)
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カナダはトロントの高速メロディック、OmahaのEPです。なんだかナイスな笑顔の少年が印象的なジャケット。
今年もカナダ勢はかなりレビューしましたね。国でみたら一番やってるかも。カナダと言ってもご存知の通り超デカい国なので土地によっていろいろあるんですが、東海岸でNYにも近いからかシュッとしたスタイルのバンドが多い、という印象なのが彼らのホームタウンことトロント。
彼らはそういったトロントらしいスマート感にRufio直系のリフを絡めたスタイルが最大の武器です。とにかく曲中にツインリードのリフや疾走パートの起爆剤となるようなちょっとしたトリッキーなフレーズが満載の、高速メロディックファンはどの曲でも1回以上ガッツポーズしそうな感じ。自分もかなりの回数ガッツポーズしました。
ちなみに同郷でRufio直系のスタイルを持っているバンドだと、今年夏の来日が記憶に新しいHarbourなんかがいますが、彼らよりももっと勢いや荒々しさが前面に出て来ている印象です。小さく収まらずドーン!と疾走する感じ大好き。
特に好きなのはM-1"Call It a Crime"とM-6"Sharpshoot My Hart(That Night in Montreal)"の2曲。どちらもガッツポーズポイント多めです。
まずは緻密さとダイナミックさの同居と、暗い進行を一発で打開するリードギターが印象的なM-1。彼らは下でハモるんですが、爆発する勢いの中でその下ハモりが妙に涼しげなんですよね。あと曲の終わり方も好き。
リズミカルなイントロからためと疾走を繰り返すM-6は、中盤以降のダイナミックな展開と、今度は一転して感情を高ぶらせるように炸裂するリードがとてもいいです。Lowbrowみたいなヒーロー性すら感じます。さっき書いた東海岸のシュッとした雰囲気のバンドって、あんまり派手にリード弾かないことが多いんだけど、その点新鮮ですよね。
東海岸のメロディックのスタイルをばっちりと受け継いでいながら、それだけではない一面も垣間見える面白いバンドだと思うので、まだチェックしてない人はチェックする事オススメです。
ち な み に。
彼ら、今作成中のコンピに出てくれる事になってます!ちょうどこの記事書く1週間くらい前に連絡を取っていて、ついでにギターのJoelと色々話したんですがむちゃくちゃ良いナイスガイだった...
他の収録バンドはいつごろ発表しようか考えてるところですが、たまたまコンタクトの時期とレビューの時期が近かった事もあって、なんとなく一足早く告知してみました。ちなみにまだダラダラとオファーを出し続けている感じです。興味ある方はllnpu[あっと]gmail.com等ありとあらゆる手段でご連絡頂けると嬉しいです。
先日「あなたの(去年の)ベストディスク!」の募集も始めたばかりですが、コンピのほうもよろしくお願いします!
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