2017年4月2日日曜日

一人旅日記2017春 2日目


うなぎ(感動)

この日は名古屋観光日。早起きしてモーニングを…と思ってたけど、休みに入るまでの数日が忙しかったのと前日がほぼ徹夜だったのとで、9時くらいまで動くことができなかった。


やっとのことで宿を抜け出して朝食タイム。素泊まりの宿だったから、近所の喫茶店で名古屋名物のモーニングにトライした。コーヒー一杯の料金でトーストとゆで卵がついてくる、普段ドトールに足繫く通う自分にとっては少々信じられないサービス。朝食をがっつり食べたい人は物足りないと感じるかもしれないけど、朝からそんなに食べられない自分はこれくらいがちょうどよくて、こういうサービスがもっと広がればいいのになあと思う。

モーニングを食べてからは熱田神宮に向かった。空は気持ちのよい快晴。なんだか無性にステチャンが聞きたくなったので、ステチャンを聞きながら移動開始。しかしここで熱田神宮までの移動が全部地下鉄なことが発覚。「早く外で音楽聞きながら散歩したい…」と思っているうちにアルバムを聞き終えてしまった。笑


熱田神宮は三種の神器(家電じゃない)の一つ、草薙神剣を祀る場所(らしい)。まずはお参り。そして散策。前の日の伊勢神宮ほどではないながらも、やっぱり神聖な場所だからかスケールの大きさがすごい。名古屋の街中とは思えない雰囲気があったなあ。




伊勢神宮や前に行った出雲大社、あとは日光の東照宮とかもそうだったんだけど、本殿に向かう参道が緩やかに坂なのは何か意味があるのかなって少し気になった。(しかし調べてない)


熱田神宮後は今日の本題へ。前日からただの食べ道楽旅行になっている現状をふまえ、絶対にひつまぶしをチェックしたい。ということで、熱田神宮そばのひつまぶしの名店、蓬莱軒に行くことにした。現在時刻は10:50、開店は11:30。まあ余裕でしょうと思って店の前に行くと店員さんがいて、入店待ちの予約を取っていた。そしたらすでに開店から満席とのこと。幸い12時前には入れそうってことで予約取ったけど、そんなに人気なのかとビックリした。


約束の時間にお店に入って、ひつまぶしを注文。これがもうとんでもなく美味しいものだった。去年の夏に駅弁で食べて感動したひつまぶしが完全に霞んだ。もはや比較対象にすらならなかった。外はパリパリ中はふわふわ、そのまま食べても薬味をのせても出汁をかけてもどれも美味しい。世の中にこんな美味しいものがあったなんて…いい値段はしたけれど、それもうなずける素晴らしい時間だったなあ。


お昼を食べてからは地下鉄で名古屋城へ。一人旅恒例の城タイム。城についたら天守でなぜかスターウォーズの展示をやっていたり、敷地の中ではよくわからない戦国ショーみたいなものもやっていたり、城の石垣を引っ張って重さを体験するアトラクションみたいなものがあったりする。なんだか城そのものを売りにしているというよりは、エンターテインメント的な側面を重要にしているのかなあと感じざるを得ない場所だった。これまで行った城とは明らかに性格が違う。そんなことやらなくてもきちんと古くからの姿を示すだけでお客さんは来るだろうに…と思い、そそくさと城を後にした。




その後は徳川園と徳川美術館へ。尾張徳川家の庭園と代々伝わる品物の展示がメインのこのエリア。個人的には名古屋城よりもこっちのほうが良かった。名古屋の街中でありながら広い池や雑木林、滝もある徳川園は昔の藩主がいかに権力を持ち優雅な暮らしをしていたかが垣間見えたし、当時の調度品とかを展示する美術館もそれぞれの説明が事細かにされていたし、観光地化された中でもきちんと歴史を伝えようとしている感じがして好感が持てた。観光地と伝える場所としての2つの側面はすみわけが難しいのだろうなあ。

そんなこんなで美術館を出た時点で夕方。本当は栄とかに繰り出したかったんだけど、なんだかんだで疲れてしまったので、もう無理はせずに宿に引き返すことにした。宿でしばらく休んでから一人で飲みに出かけてこの日はおしまい。

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