ハイスタがアルバム出すってさ

ちょっと乗り遅れたけれど、泣く子も黙るHi-STANDARDが10月にアルバム”THE GIFT”をリリースするみたいです。

なんの前触れもなしにCD屋に入荷されたEP”ANOTHER STARTING LINE”でメロディックリスナーが大発狂してから9か月くらい。今回もネットでの情報発信はせずに、いきなり各地にポスターを掲出するという手法でアナウンスが行われています。おそらくWebでの情報発信はせずに、ポスターが勝手にSNS上でバズってくれたり、各種メディアが記事にしてくれたり（このブログもその端くれ）、そうした口コミベースで勝負しようとしているのでしょう。

今の時代、どうしてもWebで情報発信しなきゃ、という風潮がある中でそこに逆行する姿勢は最高にカッコいいですね。「これほんと？」と思いながら、自分もついつい街中でポスターを探しました。（トップの画像は新宿駅で見つけた）

そのときふと思ったのは、今みたいにWebで山ほど情報収集ができるようになる前はどうやって自分の好きなもの（バンドに限らず）を見つけていたんだっけってこと。

自分のことを振り返ってみれば、PCとスマホを持った大学入学よりも昔の時期の主な情報源は、バンド（特にCD）であれば街中やライブハウスのポスターや雑誌。他の商品もなんだかんだでそうした媒体の情報に依存して、信頼しながら買っていることが多かったかな。

でもちょうど大学に入って、自分から欲しい情報にアプローチをかける癖と力を身に着けてしまってからは、そうしたWebではないメディアに対する依存度、信頼度は大きく下がってしまった気がします。今回のニュースに対して、自分の最初のリアクションが「ほんと？」だったのも、心のどこかで広告を有益な情報源として認めなくなっている節があるからなのかなと。

Twitterでも自分と同じようなリアクションが目立ったのを見ると、たぶん世間的にもそういう人が多いのだろうと思います。そしてそこを逆手に取って、あえてポスターなどに目を向けさせた今回のプロモーション。彼らに完璧にしてやられましたね。リリースが楽しみだなあ。