最終日は朝から晩まで船に乗って東京へ戻るだけ。前の日に一緒に飲んでいた御蔵島の人と一緒にタクシーで港に向かう約束をしていた。
船の中では携帯やWi-Fiの電波が入るわけではないから、外界から遮断された時間をどんなふうに過ごそうかと楽しみにしていた。しかしまさかの爆睡。10時前に出航してから、次の御蔵島に着くまでの2時間強、まったく目覚めることなく寝続けてしまった。
せっかく通りかかったんだからということで御蔵島の港に着いたタイミングで、甲板から島の様子を眺めることにした。島の周りは断崖絶壁で、そこから港へ一本道がするするっと降りて来ている。おかげでどういった街があるのかなどの情報はゼロだった。事前にさっきの人から話は聞いてたけど、想像以上に不思議な島。観光客を見送りに来たのであろう地元の子供たちが、いつまでも「ばいばーい」と手を振っている暖かい光景が印象的で、彼らはどんなところで暮らしているんだろうなと気になった。イルカウォッチングで有名らしいから、機会があればそれを体験しがてら遊びに行きたい。
御蔵島を出航したら次は三宅島。この島も気になるから港から様子を見たい…と思っていたんだけど、ここでまさかの爆睡。気づいたら伊豆大島のそばまで船が来てしまっていた。残念。それにしてもカーペットの床に5時間も6時間も寝ていたから背中がバキバキ。もうこれ以上寝ても背中がつらいだけだから、と甲板に出た。そしたらちょうど去年伊豆大島で訪れた場所が見えたから、「ここはあれがあって…そういえばこんなのもあったなあ…」と一人あれこれ思い出して楽しくなった。去年満員で入れなかった定食屋さんの存在も思い出してしまったから、ここも近いうちにリベンジしに行かなくちゃ。笑
あとは東京まで4時間位、船に揺られるだけ。風も気持ちよかったしずっと甲板にいた。東京湾に入ったあたりから交通量が多いからか船のスピードがぐっと落ちて、妙にだらっとした時間が流れる。時間はちょうど夕暮れ時だけど天気は絶妙な曇り。この時に聞いていたTitle Fightが、かったるくて発散のしどころがない気持ちに妙にフィットしていたことだけはよく覚えている。Title Fightを聞き終わった後もだらっとした時間は続いて、結局東京に着いたのは21時前だった。自転車で遠出したのも楽しかったけれど、どちらかといえば温泉に入って飲んだくれるのがメインだった八丈島の旅、これにて終了。
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