2014年7月30日水曜日

【Disk Review】Bullet Bane "New World Broadcast"(2011)

10日ぶりの更新です。
最近は大学も夏休みに入り、バイトで小中学生と朝から晩までわいわいし続ける日々。
一段落したら今年の夏はお金もないので、フリーダウンロードになっているアルバムをいろいろと漁りたいところですね。それでいいのか学生最後の夏休み。

今日は少し前のアルバム。

Bullet Bane "New World Broadcast"(2011)
Rate 4.27/5.00

ブラジルはサンパウロの高速メロディックハードコアバンド、Bullet Baneが2011年にリリースした1st。日本版はBells On Recordsからリリース。現行の南米の高速メロディックハードコアバンドの中ではかなりビッグな存在だそうで、南米に来るメロディックハードコアバンドのツアーサポートにもよく呼ばれているみたい。

昔暇すぎてYoutubeを見ていたときに出会ったバンドで、そこそこ昔から知ってはいたのだけどしっかりとアルバムを聴いたのは初めてでした。初めはかなりメタリックな音作りをしているし、ボーカルの野太いボーカルも相まって無骨なイメージでした。ですが複雑なリフでストップ&ゴーを駆使していたり、よく聞くとパワーコードもただかき鳴らすのではなくうねるような展開にしていたり、無骨でシンプルな曲をやるかと思いきや疾走感を出すために結構緻密なことをやってるなあと。コードのうねらせて疾走感を出すスタイルはPennywiseぽいと思います。Pennywiseのウネウネ感+"Exile~"の頃のStrung Out+A Wilhelm Scream=最高、みたいな。




僕のお気に入りはM-1"The Train"、M-3"Nutricide"、M-4"Dance Of Electronic Images"、M-8"Option To Repression"、M-9"Mind Control"ですね。上記のウネウネした疾走感に+αで畳み掛けるようなツボがある曲はバツグンにかっこいいです。Belevedereっぽいパートもちらほら。

アルバムにはM-10"Rosebud"みたいな少しテンポとトーンを落とした曲もいくつかあって、ただ速いってわけではないのもツボです。この曲のテンションはすごい好きなんだけど、2分を切る短さだったのはちょっと残念。もう少しこの曲聴きたかったんだけどな。

バンドは今アルバムを作成中ということで、リリースが待ち遠しいバンドの1つでもある彼ら。メタリックなメロディックと、Pennywiseみたいな疾走感が好きな人にはかなりおすすめです。


…ってここまで書いて、最後にYoutubeを埋め込もうと思って検索をかけたら、つい最近新譜リリースになっていたみたいです!フルストリーミング発見しました。少し聞いた感じだと高速メロディックというよりは、ハードコアのほうに大きく路線変更して、シャウトがかなり多くなってますね。音作りも湿り気と抜けを両立したモダンな感じになったなあ。展開がより作り込まれていて、その分ゆったりしたパートも増えたけど、これはこれでかなりいいと思います。

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