2014年8月25日月曜日

【Disk Review】Attila "About That Life"(2013)

春先にRoad To WarpedでもレビューしたAttilaの3rd?について書きます。
(前回レビュー 【Disk Review:Road To Warped#4】Attila "Outlawed"(2011))

Attila "About That Life"(2013)
Rate 4.25/5.00


昨年リリースのこの1枚。先日Triple Visionから国内リリースがあったみたいですね。プロデューサーは引き続きJoey Sturgisだそうな。

前作よりゴリゴリした音作りになりました。バスドラとベースにたぶんとんでもなくコンプかかっていて、少しやりすぎな気さえします。リフの作りはチャグ主体のものが増えましたね。それまで超おバカなノリのバンドだったのだけど、こうした変化を経ていい感じに悪ーくなってます。

とはいえHMから影響を受けたであろうフレーズは相変わらず健在です。ただその使われ方はアクセント的な要素としてであることが多くなった気がします。今作のほうが個人的には好み。

アルバムの構成に目を向けると、M-1"Middle Fingers Up"、M-6"About That Life"みたいにシャウトを外してしっかりラップをする曲、M-2"Hellraiser"みたいな前作までの流れを汲む曲、M-4"Backtalk"やM-7"Thug Life"みたいにチャグ主体で進む曲、ラップコアからの流れを強く感じさせるM-10"Callout"など、ふれ幅がとても広いですね。しっかりラップをする曲、前作の流れを汲む曲はかなりツボでした。ただチャグ主体の曲は途中で間延びしてしまうかな。主体になっていないだけで、わりとどの曲にも1度くらいチャグの場面があるので、「さっきもこういうのなかったっけ…」って思ってしまいました。




今回も超バカっぽいMVは健在…笑

速いパッセージをデスボイスで回すあたりはさすがだし、パンチのある音とHM風のフレーズのバランスはとてもいいだけに、本当にチャグの間延びさえ無ければ…といったところでしょうね。デスボイスのラップ聞くだけでもおーっとなると思うので聞いてみて損は無いと思います。特にIssuesにハマった人であれば、さらにラップとコアっぽさを強調したバンドが彼らだと思うので、超オススメです。

日本に来る予定は当分ないみたいなこと言ってたけれど、もう一度見たいなあ。

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