【Disk Review】Pense "Além daquilo que te cega" (2014)

去年出会ってたら確実に年間ベストに入れていたであろう1枚。

Pense "Além daquilo que te cega" (2014)

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ブラジルのメロディックハードコア、Penseの2ndです。ちなみに前作はこちらからName Your PriceでDL可能です。今年の初めにインタビューを公開したBullet Baneが仲良しのバンドとして彼らのことを挙げていたので、覚えている方もいるかもしれませんね。先日も2バンドでツアーを回っていたみたいです。

"New World~"の頃のBullet BaneにStrike Anywhereを足したような、とにかく熱く魂に訴えかけてくるスタイルが身上の彼ら。あの辺の地域お得意のスラッシーで攻撃的なリフと、フィル含め流れるように展開していく超高速2ビートが有機的に絡み合うと、盛り上がらないはずがないですよね。その辺はM-1からM-3までの流れが本当に文句なしです。素晴らしすぎる。



かと思えばM-4でがっちりクリーンの落とすパートが出てくるんですけど、この辺もBBよろしくの聴かせる感じが○です。なんであの辺のバンドってむちゃくちゃ暑苦しいことやるわりに、聴かせるパートもしっかりできるんですかね。本当に不思議です。



僕の個人的なお気に入りはさっきも書いたM-1からM-3の流れなのですが、中でもM-2"Aponte pro espelho"はずば抜けていると思います。イントロからしてすでにその先の大爆発を予感させるようなテンションの高さがあり、それを裏切らないメロディーが1音目から聴き手の心をがっちり掴んできます。

上記のM-2だけにとどまらず、全編を通じて耳に残るメロディーが とても多い彼ら。アルバム後半になるにつれ、似たようなフレーズが多用されていると感じてしまうことこそあれど、テンションの高さで押し切ってるので何度でも体が反応してしまうので問題ナシです。ライブだとシンガロングやばそうだし、一度生で体感してみたいバンドの一つです。