2015年9月3日木曜日

電子チケットを使ってみて思ったこと。


今旅行の思い出日記をバラバラと書いていますが、今回の旅行は最終日に都内でライブを見に行きました。The Story So Far × Man Overboardのジャパンツアー最終日。ゲストアクトでFACTとLoyal To The Graveという豪華な顔ぶれをライブハウスで観られるってことで、チケットが完売になっていたライブでした。

このライブが発表されたのが確か7月末。たまたま告知解禁のタイミングが仕事の昼休みで、Twitterで見かけて速攻チケットを確保した記憶があります。そのときe+を使ったんだけど、チケット受け取りの方法として電子チケットがあったので、面白そうと思い使ってみる事にしました。そしたら案の定?面白かったので記事にします。


今回使ったのは「スマチケ」という名称でe+が提供しているサービス。使い方は簡単で、チケットの購入者はライブ当日までにスマートフォンにアプリをDLして、その中にチケットの情報を入れておくだけ。それを当日会場で受付の際に係員の人に提示すると、係員の人がスマートフォンの画面上に出てくるバーをスライドして、チケットの「もぎり」が行なわれるというもの。「もぎり」のデータは専用の管理画面からチェックができて、その状況を逐一把握できるようです。


このスマチケ、実際に使ってみて感じたのは「もう紙である必要ないじゃん」ということでした。そう感じた理由は大きく分けて3つ。


①手数料がいらない
②チケットを忘れる心配がない
③アプリだからこそのメリットがある


1つ目は言わずもがな。これまでコンビニで手数料をかけて発券していたのが、電子チケットなら発券の手数料がいらないということ。小さい事を言いたくはないけれど、ライブのチケットを手に入れるために、追加でちまちまとお金がかかるのってなんだかなあと思っていたので、個人的にはこれが一番嬉しかったです。これは結構色んな人が思う所なはず。

2つ目は正直言って心の持ちよう。笑 自分はやったことない(というか不安で毎回必ず確認する)けどチケットをうっかり忘れてしまって…みたいなリスクが激減することは、購入者に十分なメリットだと思います。スマートフォンの電池がーって思うかもしれないけど、大体みんなバッテリー持ってるしね。

3つ目は単純に関心したもの。スマチケのアプリを使っていてビックリしたのが、狭くて暗いライブハウスの入り口でもしっかり使えるように考えられていたことです。上でチケットの「もぎり」の話を書いたけど、この「もぎり」が何よりもスムーズで。画面上に出てくるバーをスタッフさんがスライドするだけで終了。狭い入り口で効率よく人を裁かないとならない場面で、入場のスピードが落ちないというのは会場側の最大のメリットだと思います。これが仮に専用の機械を必要としたり、1つの処理に数十秒かかるとなると、使い勝手が悪くて微妙だったのではないでしょうか。

ちなみにこのアプリ、チケットの画面に遷移するタイミングで画面のバックライトの明るさが最大になったりだとか、ライブの開始直前にポップアップでアラートが出て来るだとか、細かい所の機能もしっかりしています。そういうのもアプリだからこそできること。メールでもチケットのかわりになるかもしれないけど、暗い所ではまず読めないし、アラートなんか出せるわけないもの。


とここまで電子チケットをヨイショする記事を書いたのだけど、じゃあ紙のチケットが絶滅するのがいい事なのか、と言えば個人的にはNOです。おそらくそれはCDのかわりにDLが多くなっていったけど、それでもCDやレコードが好きな人は存在していて、というのと似た話じゃないでしょうか。

購入したCDをケースから取り出す時の緊迫感だったり、歌詞カードとアートワークを読みながら曲を聞いたりだとか、フィジカルがあるからこそできることを愛して止まない人がいるように。あるいはライブハウスのパスを一種の思い出として保存する人がいるように。チケットを持って会場に行き、終演後はその思い出を保存するためのツールとしての紙のチケットは、まだまだ意味のある物だと思います。電子データって消えてしまったらどうしようもないですしね。

そういう意味で考えれば実務的な面では電子チケットを使うけど、思い出を保存するためのツールとして紙のチケットも同時に発券される、みたいなシステムがあったら面白いかもしれませんね。お金がかかってしまうから簡単にはできないにしても、フェスとかだったら十分可能そう。いずれにせよ、今後電子チケットがどういう展開をしていくのかがとても楽しみです。


ということで久しぶりのレビュー、フェス、旅行以外の記事でした。おしまい。

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