The No! "Uncle? EP"(2015)
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先日かっこいいなあって記事を書いた佐賀のスケートパンク、The No!のEPをしっかり記事にします。ライブは博多、小倉が多いみたいだし、佐賀市内ってよりはもっと鳥栖とか福岡寄りのバンドなのかなあ。九州だと福岡、熊本、長崎とかはあんまりバンドを知らない自分でも知ってるバンドがちらほらいるんだけど、佐賀は完璧に初めてでした。
そんな事はさておきEP。紹介記事の時も書いたけれど全曲2分未満の潔さが最高です。難しい事は一切考えずバーン!と音を鳴らして、ガチャガチャドカドカやって、ジャッ!と終わる感じは無条件に身体が反応する感じ。これも前回書いたけどDillinger FourやALLの影響にあるのがすごいよく伝わります。
そしてなんといっても怒濤の展開の中に出てくる、キュンキュンしちゃうメロディー。彼ら最大の武器は、バンドとしての勢いだとかガチャガチャ感がすべてメロディーを引き立たせるものになっているところだと思います。
勢いに全てを任せてしまうバンドも多い中で、自然となのか意識してなのかはわからないですが、その辺をきっちり計算しているんだろうなという印象を受けます。ただいきなり3拍子でスローダウンしたり、硬派な展開の中にいきなり突き抜けるようなメロディーを入れこんだりしているのを聴く限り、たぶん相当な策士です。ニクい。
曲単位で言うと、特にM-5"I Wanna Be Your Uncle"の策士っぷりは相当やられました。サビの最後"It's up to your~"のあたりから曲が終わるまでの展開が最高に好きです。ちょっとタメてから少し走ってズン、って終わるのが甘酸っぱすぎます。今年の甘酸っぱオブザイヤーかもしれません。
このほかごきげんなM-2"Michelle"やNOFXライクなパートから自分たちのスタイルに引きずりこんでくるのが印象的なM-6"Home"など、全編通じてとにかく良曲揃いのEPなので是非一度チェックを!
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