2016年2月7日日曜日

【Disk Review】午前四時、朝焼けにツキ "カワラズ" (2016)

何やってもオイシイ系。

午前四時、朝焼けにツキ "カワラズ" (2016)
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新潟の午前四時、朝焼けにツキの2nd EPです。以前はa crowd of rebellionのメンバーをベースボーカルとして4人で活動していたのですが、リズム隊の脱退をきっかけにトリプルギターの5人編成になった、というちょっとおもしろい経歴のバンドです。

ギターロックのちょっとでも触れたら壊れてしまいそうな繊細なサウンドに、どこか童謡っぽさもあるメロディーとギラギラの絶叫を絡めるスタイルの彼ら。ボーカル2人の棲み分けとキャラ立ちのよさが抜群で、ツインボーカルの面白さがいろいろ凝縮されてる感じがたまらないですね。

ギターロックからポストハードコア、メロディックパンクなど多様なジャンルからの影響が色濃く出ている曲しかり、とっつきやすいキャッチーさしかり、多少ベクトルが違うけど9mmみたいな「何やっても許されるし面白い」ポジションのバンドなのだと思います。

中盤のスポークンワードと絶叫の対比が見事なM-2"因呶羅"、ゆったりと自分たちのテンポで爆発していくM-3"蝉が笑う。"あたりが特に好きです。


今リリースツアーで全国回っているようなので、音源をチェックして遊びに行ってみてはいかがでしょう。僕も観たい。

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