ビールの夜明け。
3日目は金沢までバスで向かって、神戸に出る予定。夜に大阪で友達と飲みに行くことになってたから、あまり寄り道もしない予定だった。
唯一寄り道をしようと思っていたのが、白川郷と同じく合掌造り集落で世界遺産になっている富山の五箇山。白川郷より観光地化されていないって噂は聞いていて、どんなところかとちょっと楽しみにしてのだけど、ほんとにその通り。山間のごく限られたスペースにあるのは建物が数棟、そして決して大きくはない田んぼだけ。昨日の夕方に白川郷の素の姿がとても素敵だなと感じていたけど、それ以上に飾らない空気が流れる、素敵な場所だった。
ただここで問題が発生。それは、金沢行きのバスが出るバス停を一つ勘違いしていたこと。単純に五箇山集落に一番近いところのバス停からだと思っていたら、どうやら隣のバス停かららしい。都会だったらバス停一つなんてへっちゃらだけど、ここは富山の超山奥。これはまずい。
本当はもう少し集落を散策したかったんだけど、そもそも金沢行きのバスに乗れなかったらどうしようもないってことで、20分くらいの滞在で集落を後にした。集落の外れに歩行者用のトンネルがあって、そこを歩いて行ったら15分くらいでバス停までたどりついたからよかったものの、あれはちょっとひやっとした。
ひやっとした次はびっくりすることになる。乗り込んだ金沢行きのバスが、この日一番のびっくり案件だった。バスに乗ってふと後ろの方を見ると、おととい高山で話しかけてきて、昨日宿が一緒だった台湾人のおっちゃんが乗っている。確かに金沢に行くとは聞いていたし、冗談で「金沢で会おうぜ!HAHAHA!」みたいなことは話したけど、まさか本当に会うとは…おっちゃんの側もこんなことになるとは思ってなかったらしく、昨日以上にハイテンション。これも何かの偶然だから、と連絡先を交換した。いやあ、本当に何が起こるかわからない。
金沢で宿に向かうおっちゃんを見送って、この日の電車移動がスタート。あとは6時間電車に乗り続けるだけだったので、売店で名物の駅弁とビールを買い込んだ。ここにきて地ビールデビュー。よく買うどこでも売ってるビールとは違う味わい、最高じゃないですか。しかも平日の昼間からビール飲んで気持ちよくなるの、たまらない。あっという間にほろ酔い。この後地ビールを見かけたら積極的に飲んでいこうと心に決めた。
金沢百万石ビール
そこからは延々ぼーっと車窓を眺め、時々寝たりもしながら、一気に神戸へ。神戸も宿に荷物を置いたらダッシュで大阪に向かった。今度は友達と沖縄料理屋でオリオンビール大会。ハイビスカスビールとかの変わり種、締めに泡盛まで出てきて、この日は結構しっかり飲んだ。
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