サビキスタイルツリ。
（前日）
この日は一応朝から島内をぶらつける予定。ただ夜通しの船で結構疲れそうだと思っていたので、あまり無理はせずのんびり釣りをするつもりでいた。
（ありがとう橘丸）
しかし島内の交通手段が必要。ってことでまずは船を下りたその足でレンタサイクルを借りに向かう。底土港から坂を上ること15分の道のりの中で、街路樹はヤシだし、その辺の茂みにも東京では見かけない（から名前もわからない）植物がガンガン生えているし、家の造りも東京とは違うしで、随分と遠くまで来たことを改めて実感した（実際は東京から300キロ弱位南らしい）。
自転車を借りてから、数キロ先の宿に立ち寄って荷物を置かせてもらい、そのまま近所のスーパーに向かった。個人的には旅行中に現地のスーパーに立ち寄るのが大好きで、一通り品物をチェック。名物の島寿司も売っていることを確認して、ひとまず退散。
しかしこの日はすごい風が強くて、海が大しけ。釣具屋のおじちゃんも「今日は釣れん」というばかり。一応港に釣り人はいたけど、あんまり釣れていそうな雰囲気もない。ただここまで来て（しかもこの日のために釣り竿まで買って）何もせずに帰るのは…と思い、とりあえず釣りをすることにした。でもオキアミを詰めて、針を海に落として、時々オキアミを撒いてみたりして…と一通りやってみたけど、全然ピクリともせず時間だけが過ぎる。1時間位粘った後に、相変わらずの強風で絡まる針をほどきながら、一人で何やってるんだろう…って少し悲しくなったところで釣りは諦めることにした。
（一応釣れた風に写真は撮っておいた）
釣りを諦めたことでこの日の予定が途端に無くなる。とりあえず宿に戻ったはいいけれど、あまりにもすることがないのでもう一度自転車で島をぶらぶらすることにして、底土港まで戻ってみたり、ご飯屋さんを探したりしてみたんだけど、そもそもどこにも人がいない。面白くなさ過ぎて、散策も諦めて宿に帰った。
宿でふてくされていると夕方になった。とりあえず腹ごしらえで地元のそば屋さんに向かう。注文したのは明日葉そば。でもこれも麺は緑色していたけど、なんだか独特の風味がする…！って展開はなく、とても美味しい普通のお蕎麦だった。この日はここまで本当にすべてが期待外れ。
さらにはスーパーで朝にチェックした島寿司を買おうとしたらとっくに売り切れ。相当早い時間に買わないと行けないみたい。一人で旅行しててこんなに何事も上手く行かないのはさすがに初めて。こういう時はお酒で楽しくなってしまおう！ってことで焼酎とおつまみを買って、ゲストハウスのロビーで飲み始めたんだけど、今度は誰も出てこない。仕方がないので、一人でテレビを見ながらしこたま焼酎を飲んだ。ヤケ酒とは何かを学んだ初日、ここで終了。
0 件のコメント:
コメントを投稿