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今回の目的地は三宅島。毎度のごとく島を一周して、あとはお酒でも飲めればいいかなと思っていた。
ただ、今回は直前に問題が一つ発生した。島での足にはレンタサイクルを使うんだけど、予約が遅すぎたこともあり、空きがないとのこと。どうしようかと思ったけれど、そこでちょっと前によく見ていた動画を思い出した。
この動画を思い出して、「キックボード…面白そうじゃない?」ってなった自分はキックボードを即購入。上の画像のキックボードがそれ。島内の足を確保した安心感から、「自転車で島を一周するなんてもう古い!これからはキックボードだ!」くらいな軽い気持ちで当日を迎えた。
出発は前回同様竹芝桟橋からの船。去年は八丈島まで長旅だったのと、船で一晩を過ごす高揚感とでしばらく船内をうろうろしていたけど、今回は翌朝5時には船を降りなければならないということで、そそくさと眠りについた。そして船酔いとか怖いな…って心配したのもなんのその、目が覚めたらあと20分くらいで三宅島というところだった。
今回の旅は島の西の阿古って地区からの左回り。事前に聞いた話だと、30キロくらいではあるものの、ずっとアップダウンが続くらしい。初めてのキックボード旅、坂道をどれくらい登れるのかは未知数ってことで、ピッチを上げて回ろうと決めていた。
まずは島の南のほうをひたすら東へ進む。このあたりは右手に海、左手に雄山がよく見える、長めのいいエリアだった。建物もほとんどないし、坂道も今思えば緩めで、大自然の中でキックボードを漕ぐ解放感がただただ気持ちよかった。島に来たことを実感する。そうそう、こういう環境でのんびりしたくてここに来たんです。
順調にキックボードを飛ばして、1時間ちょっとで朝降り立った東側の三池港のあたりまでやってきた。ここまで12~3キロ。ただこのあたりで観光をしてしまうと、その先がどうなっているかわからないってことで、もう少し進んでいく。
途中、サタドー岬というところに立ち寄った。一番上に貼った画像の藪道を抜けたら、崖の上に小さな灯台があるだけの岬。きれいな海がどこまでも開けている。ただそれだけの場所だけど、そのことがとても嬉しくなって、20分くらい岬でぼーっと過ごした。初めにも書いたけど、最近はどこか行くにしても誰かと一緒なことが多かったから、こうした時間がどうしても欲しくて。やっぱり一人旅っていいと思ったし、これからもどれだけ忙しかろうと、旅に出ることは続けたいなあとも思いなおす時間だった。
後半へ続く!後半で終わるのか?
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