Mexican Age "Para México" (2018)
横浜のメロディックパンク、Mexican AgeがRIB Recordsからリリースした1stです。彼らはこれまでに数枚のデモをリリースしているけれど、今回が初の流通みたいです。
って他人っぽく書くのはここまでで、ついにメキシカンの1stリリースです!バンドでお世話になっている先輩(かずやすさんが元SxGxS、拓さんもこないだサポートでドラム叩いてくださった)なこともあり、とてもレビューが書きづらい…笑
彼らは超シンプルなメロディックパンクをプレイするのが最大の魅力。ただこのアルバム、一番最初に聴いた感想は「思ったよりも手が込んでいる」でした。ライブがいつもいい意味でガチャガチャとしていて、見ている側もぱーっとやっちゃうから気づかなかったけど、こうやってじっくり聴いてみるとコードの使い方とかコーラスの入れ方とかに一癖も二癖もあるんですね。
しかもすごいのが、何をイメージしてそのクセを入れたかがめちゃめちゃわかりやすいこと。そしてそれが二番煎じじゃなくて、彼らっぽさになるということ。共通の好きな音楽の中からあれしたいこれしたいのアイデアが出てきて、それを自分たちの曲の中でオマージュ的に用いているというか。山梨のNeutralなんかもその辺めちゃくちゃ上手いけど、バンド内にオタクがいて、かつそのオタクっぷりをメンバーが理解していないと成り立たないので、案外難しいことだと思います。
その手の込みようにびっくりした以外は、全編彼ららしい「速い」、「うるさい」、「わかりやすい」のスタンスを崩さない最高っぷりでした。彼らを見たことがない人でもPennywise筆頭に90年代のオールドスクールなメロディックが好きであれば、彼らの「クセ」にどっかで引っかかるだろうし、よくライブに遊びに行ってる人もその印象が印象が変わる一枚だと思います。要チェックですよ。
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