【連載】海外フェスのススメ① 〜イギリス 前編〜
【連載】海外フェスのススメ② 〜イギリス 後編〜
海外フェスのススメはアメリカ編に突入です。とは言えど僕はアメリカに行ったことがないので、去年僕と一緒にSoundwaveに行った、友達の五味くんにお願いして記事を書いてもらいました。僕より格段と文章上手いし知識も豊富だし、ブログとかやればいいのに。(ジェラシー)
ということでLLNPU初のゲスト、五味くんの登場です!素晴らしい文章をありがとう!
--------------------------
こんにちは。はじめまして。当ブログ管理者ごぼうの友達、五味です。私と当ブログの管理者ごぼうとはオーストラリア最大のフェスにして史上最高のラインナップとなったSoundwave Festival2013に共に赴いた仲で、要はセフレです。
今回はアメリカ最大級のパンクロックフェスであるRiot Festについて記事の寄稿となります。 形式は管理人であるごぼうの過去の記事を尊重したものとします。(※結構ボリュームがあるので今回は僕のほうで旅行出発までの部分で1つの記事にしました by ごぼう)
余談が多めな記事に定評がありますがどうぞよろしく。今回紹介する海外フェスの楽しみ方はかなり特異なスタイルなのではないかと思っております。
・アメリカのフェス事情
いっぱいあります。そりゃ音楽大国ですから。大規模なものから小規模なものまで挙げたらキリがありませんね。このブログの主テーマであるパンクやらメタルやらに焦点を当てると、言わずと知れた移動型巡業フェスWarped Tour、メタル、メタルコア中心でこちらも複数都市開催のMayhem Festival、フジロックのようなUKテイストのサンディエゴらへん開催のCoachella Festivalなど、とにかくたくさんあります。アメリカのフェスを探すにあたりFestival Sercherなーんてサイトもありました。ご参考までにどうぞ。ちなみに今回のテーマであるRiot Festはこのサイトのリストに載っていないのでこのサイトクソです。
すこし裾野を広げてカナダを見るとコテコテのメタルフェスであるHeavy Montrealや今個人的に世界で2番目に行ってみたいAmnesia Rockfest(1番目はスロベニアのPunk Rock Holiday)など凄まじいラインナップを毎年揃えるフェスがあります。まったくアメリカ人カナダ人は羨ましいものです。
・Riot Fest
そんな魅力がたくさん詰まったアメリカ大陸にてパンクロックを基調としたフェスがRiot Festです。個人的にはWarped TourとRiot Festは同じパンクにしても対極に位置するフェスだと考えていて、Warped Tourはそれぞれの時代の流行の最先端を集めた感じだとすればRiot Festはクラッシックでオールドスクールなラインナップが特徴。80、90年代のパンクロックが好きな人にはたまらないフェスだと思います。ただ、若手のバンドも多数出演し、客層もかなり幅広いですね。 まぁWarpedは体力使いそうだし年寄りには大変そう(小並感)。
概要としては毎年9月にシカゴ、デンバー、トロント(カナダ)で開催され、シカゴが最大規模で 自分が参加したのもシカゴのRiot Fest。場所は例年Humboldt Parkというどでかい公園でシカゴ 都市部からは少々離れており、近隣に電車の駅などもないため基本市営バス。単にシカゴでフェスを楽しみたいならアクセスもラインナップも超モダンなLollapaloozaがお勧め。こちらも公園開催で、とにかくシカゴは公園ばっか。とりあえず公園作ればいいと思ってるみたいです。話がずれましたが、ラインナップはこちら。
まったく凄まじいラインナップです。90年代パンクロックフリークな方々からすれば発狂物ではなかろうか。MINERALとかまじかよ!絶対日本じゃ見れないじゃんとか言ってたら日本来るんですけどね。やられた。
僕は「NOFXをアメリカで見たい!アメリカで見ることに意味があるんだ!」と考えて臨んだのでNOFXが一番の目的でしたが、とにかく他にも素晴らしいバンドが詰まりまくっているので、正直タイムテーブル公開された時は超絶悩みました。
・旅の予算
今回は5泊7日の旅程で、フェス以外にも観光を楽しみました。フェスメインでいくのであれば、もっと差し引けると思いますが、オーストラリアのSoundwaveに行った時が2泊4日ですごく後悔したのでやめた方がいいと思います。
- 航空券→約10万8000円
- 宿(1泊)→約5000円
- チケット費用→約1万7000円
- その他観光費用→覚えてない
Riot Festでは日本人の方も結構見受けられましたが、そんな方々の中でも僕が1番財政的に成功している自信があります。
まず航空券に関してですが、今回ANAで行きはシカゴまで直行便、帰りはバンクーバー経由羽田着の便に搭乗しました。「シカゴまでのANAの便がこの値段なら他の航空会社もっと安いんじゃないか?」と疑問をお持ちになられる方はいらっしゃるかと思いますが、そんなことはなく、千円単位の誤差があっただけで価格帯は最安値のアメリカの航空会社United Airlinesとほぼ同一です。
ではなぜこれだけ安く航空券をゲットできたのか。簡単です。早割です。ANAの航空券は購入が早ければ早いほど安くなる早割が用意されており、僕が航空券を取ったのはRiot Festのラインナップが公開されてすぐの5月中旬でした。4ヶ月前ですね。おそらく他の航空会社もこうしたキャンペーンを用意しているところがあると思うので、思い立ったが吉日ですぐに色々と調べて、安いと思ったら取ってしまうのがオススメです。たまにサーチャージの関係で買った時よりも後のほうが安くなる場合もありますが、値上がりが起きてからでは遅いので早めがベター。
使用したツールはSkyscannerというサービスで、様々な航空会社の航空券を一斉検索して比較してくれます。これはiOSアプリもあるのでかなり重宝しています。是非。
次に宿に関してですが、これはお金を払って泊まるところに1泊しかしていないのでこの値段です。「じゃあお前野宿したんか。割とギャングの街シカゴで野宿したんか。」と聞かれることはありませんが、お答えすると人の家に泊まりました。シカゴに着いてまず2泊はもともと友達だった中国人の家に泊まらさせていただきました。寝床はソファーですが3食付きでかなり快適です。値段は日本からのお土産のお菓子くらいでしょうか。
続いてもう2泊は現地在住のRiot Fest行く人宅。これはCouchsurfing(以下CS)というバックパッカー向けのSNSで探しました。CSはFacebookのもっとオープンな感じで、アカウントと自分のお部屋情報や使用言語、ライフスタイルなどを登録して、それを見たユーザーがリクエストを送信し、条件が合えば無料で泊めてもらえるというサービスで、以前アイルランドに一人旅をした時に利用しました。NPO団体みたいなやつが運営しているサービスなため、安全面は自己責任です。一人旅が慣れていない方や英語が全く喋れない方にはオススメしません。ちょくちょく事件もあるみたいですが、かなり稀なケースです。ホスト側のメリットとしては外国人の友達ができるということで、ステイ側のメリットは無料で泊まれることと個人的に英語の勉強になるということですかね。日本からTHE JAPAN!みたいなお土産持っていくと好印象だし喜ばれます。僕は毎回お箸を持っていきます。
今回CSを利用した目的は3点。
- 節約
- 交通面
- 仲間
1点目の『節約』は言わずもがなって感じです。シカゴは宿がとても高く、最後の夜に唯一泊まったホステルは4人相部屋ドミトリーで手数料やら税金やら合わせて5000円弱。ふざけてます。無料より高いものはないですね。よってCS一択。
2点目の『交通面』。後述で詳しく記しますが、Riot Festが開催されるHumboldt Parkは驚くことに住宅街の一角に位置しています。ダウンタウンからもかなりの距離があるため、夜の治安がよろしくない外国では会場から近いことがかなりメリットとなります。そのため、近隣に住んでいるという方を中心に探しました。また、住宅街ということもあり、基本観光スポットもないので 公園周辺に宿が皆無。Riot Festやってくれてます。よってCS一択。 3点目の『仲間』ですが、今回完全に1人での参加となったので、結構心細いし、フェスは友達がいた方が楽しい!!!という単純な理由で、一緒に騒げる仲間を探すという目的です。日本人よりも現地人の方が当たり前ですが母数が多いので、手っ取り早いです。右の写真みたいな感じで楽しいです。よってCS一択。
なーんだ!CS超いいじゃん!と思われますが、前述の通り、安全面は自己責任。滅入らない程度に自己管理ができる方はお得だし楽しいので利用してみるといいと思います。
チケットに関してですが、今回かなり苦戦しました。Riot FestはANAの航空券同様Early Birdという早割制度があり、チケットが安い順にどんどん売り切れていきます。僕も安く買うべく発売日に挑戦しましたが、決済画面のところで何度も弾かれる。原因が全くわからないので、たまたまアメリカに留学していた友達に決済してもらい、Early Birdは逃しましたが、無事確保。ちなみにEarly Birdだと定価180USドルのところを半額くらいで買えるのでかなりお得ちゃんです。
のちにわかったことですが、現在僕が使用しているクレジットはVISAカード。AMERICAN EXPRESSだと海外からの決済が可能だとか。海外のチケットだとこういったケースがあるみたいで、特にTermに記載があるわけではないので、実際にやってみるしかないです。AMEXだと年会費が馬鹿高いので、友達に借りるとかでもいいと思います。
今回も長くなったので、現地での交通手段やフェスの雰囲気などは次回に続く!
今回も長くなったので、現地での交通手段やフェスの雰囲気などは次回に続く!
0 件のコメント:
コメントを投稿