2015年3月24日火曜日

2015/3/12 DRADNATS "FOREVER NO HALF WAY-Spring Tour 2015" @ Pangea


宿に戻った後、事前に調べていた中で面白そうだなと思ったライブに足を運んだ。ということで久々のライブレポート。


この日のライブはDRADNATS主催ツアーの大阪場所。特にリリースとかは絡めていないけど自ら主催のツアーを回っているみたいで、バンドの積極性が伝わってくるもの。ライブハウスに着くまでに心斎橋を少しぶらぶらしてみたんだけど、至る所にライブハウスや服屋があったりで若者に訴えかける力の強い街だったなあ。

・Scotland Girl
トップバッターは滋賀のScotland Girl。最近Pizza Of Death系列のJun Gray Recordsからアルバムをリリースしてたから名前だけは知ってた。編成の最大の特徴は男女のツインボーカル。女性がメンバーにいるバンドって服装はTシャツにジーンズだったりのイメージがあったんだけど、このバンドのボーカルさんは普通に私服(ニュアンスが伝えづらい)でびっくりした。悪い意味じゃなくてこんな人がバンドやってるの!って感じ。男性メンバーの2人がかなりアツい雰囲気の人だったから、対照的だった。

曲は英語と日本語を織り交ぜた、"日本の"って感じのメロディック。ツインボーカルの2人とドラマーの3人で奇麗にハモりを決めて、疾走するだけでなくミドルテンポの曲はしっかり聴かせて、器用にいろんなことするなあってライブだった。ただ女性のボーカルさんの声がPAの関係かどうかはわからないけどあんまり聞き取れなくて、今度は彼女の歌もしっかり聴いてみたいなあと思った。

・Boobie Trap
次は横浜のBoobie Trap。彼らは自分の地元のバンドで以前から曲も知ってたし、メンバーもよく地元で見かけてたんだけどライブはこの日が初めて。

ライブは新旧織り交ぜたセットリストで、終始フロアのハートを掴んでた。彼らの曲にはどこか懐かしいメロディーがあって、それをしっかりと歌い上げているから歌に引き込まれる感じ。ルーツにオールディーズからの影響がある事も公言していて、この日もゴダイゴの"Beautiful Name"のカバーをやってた。

前がScotland Girlだったことをふまえて「Shioriちゃんの次が俺だからね!」って言ったりするラフなMCも大ウケで、曲のかっこよさはもちろんそういう所でも人気なんだろうなと。ギラギラしているバンドが沢山いる中であのスタンスは絶対に面白いので、いつまでも変わらないでいてほしいなと思った。

・DRADNATS
ラストは主催のDRADNATS。彼らがPizza Of Death所属なのは前から知っていて、曲も何曲か聴いた事はあったけどやはりライブは初めて。

彼らは前の2バンドとは異なり一番王道の3ピースのメロディックパンク。どこか素朴で青臭いメロディーに奇麗にハモりを重ねて、リードはきっちりと弾いて、最後に大円団でしめる。前はこういうスタイルのバンドもいくつか聴いてた時期があって、その後ちょっと距離を取ってしまっていたのだけど、久しぶりに聴いてみるととても懐かしく、かつカッコよく感じる所もあった。

前述の通り今回のツアーはリリースを絡めたりはせずに行なわれているもの。MCではツアーに出た理由として「行きたい所があるから来た」的な事を言っていた。十分規模の大きいバンドでありながら会いたいから、行きたいから、っていう人間くさい理由だけで来てくれるのは、バンドを好きな人からしたらこれ以上ないくらい嬉しい事だと思う。


普段はあまり聴かない系統のライブではあったけど、なんだかとても良いイベントだったなあと思いながらライブハウスから宿へと戻った。

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