2015年4月6日月曜日

【Disk Review】Lions Lions "Changing the Definition"(2015)

Road To Warpedをやると言った矢先の関係ない新譜レビュー。

Lions Lions "Changing the Definition"(2015)
Rate 4.17/5.00

ボストンのベテランはっちゃけポストハードコア軍団、Lions Lions。3年ぶりのリリース音源です。それまでもはっちゃけたライブをするバンドだったけど、今回のリリースに向けて先行公開されたMVは曲がはっちゃけてて、聴いてみるまでは正直どうなんだろうって不安な1枚でした。
(前作レビュー記事:【Disk Review】Lions Lions "To Carve Our Names"(2012)



M-1"Morning Lights"、はっちゃけたMVで不安になったM-2"Hear Me Out"の2曲が、これまでの彼らからしたらかなり異質であることに間違いありません。超攻撃的で、熱い物を感じずにはいられない曲をプレイして来たとは想像もつかないくらい、ゆったりとピースフルな時間が流れます。

ただこの2曲も暖かく優しいメロディー以外に耳を傾ければ音自体はゴリゴリだし、彼らが完璧に変わってしまったわけではない、って事がわかるかと思います。



それを証明するかのようにM-3"Control"以降は前作よろしく、攻撃的な曲が増えてきます。これまでの音源でもR&Bから影響を受けたであろうちょっとセクシーな歌い方は彼らの武器でしたが、それもちらほら顔を出します。さらにM-4"Alt-Delete"以降は、これまでになかったバスドラムの連打によってタテのリズムが強調されており、結果他のバンドにはない切迫性のあるセクシーさを獲得しているように思えます。

後半3曲はパンキッシュな爆発をしていたこれまでの彼らとは打って変わって熱量を失わぬまま、ぐぐっと大人な爆発の仕方をしているので、そこは評価が分かれるところでしょう。僕は結構好きですよ。しかしそこに追い打ちをかけるようにはっちゃけてる前半の2曲が、評価をかなり難しくしています…。この2曲も決して悪くはないんです。ただ既存曲との兼ね合いの中で、彼らがこれをライブでどう扱うのか。そこの検討がまったくつかなかった結果、今回は思ったより低評価になりました。

ちなみにネタバレをすると、シークレットで収録されているアコースティックトラックの一節に、M-2のサビのメロディーがフィーチャーされていて、それがマイナーな進行でまあかっこいいんです。仮にこの曲がマイナー調の曲だったらどんな曲だったのかというのも、とても気になるところ。そしたらこんなに評価迷わなかったかもなあ。

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