2014年4月29日火曜日

【Disk Review】After Tonight "The Canary In The Birdcage"(2014)

久しぶりのディスクレビュー。Warpedのほうもそのうち再開する予定ではいるけど、今日はそれとは別の1枚。

After Tonight "The Canary In The Bird Cage"(2014)
Rate 4.58/5.00

日本のポップパンクを牽引してきた、東京の5人組After Tonightが先日リリースした1st。ICE GRILL$が海外からバンドを招聘する際には一緒に国内を回ってたり、A Loss For Words、PVRIS、Wind In Sailsといった海外のバンドとスプリットをリリースしてたり、国内外のバンドと親交が深い彼ら。もう何度か書いてるけど、Chunk! No,Captain Chunk!の来日を観に行ったときに彼らのライブを見たのがきっかけで、すごいかっこいいなあと思ってただけに、このアルバムも楽しみにしていました。


Spoken Wordsからゆったりとした空気を持った演奏のM-1"Cranes"から始まって、M-2 "Swords"へ。 "Cranes"が徐々に熱量を上げていって、"Swords"で爆発する、って一連の流れが大好き。




(M-5"Graveyards"~M-6"Common Sense"~M7"Nest"の流れも大好き)


全編を通して心情をためらいながらも吐露していくかのようなボーカル、アルペジオが絡み合うしっとりとしたギター、優しく時に厳しさを見せるようなリズム、全てが心地いい。ゆったりとしていながらも、随所で激しさの種のようなものがはじけるような感じが印象的。


ジャンルの枠にはハマらずに自らのスタイルで、ありのままを表現した12曲が揃ったアルバムだと思う。僕は大好きです。


しかし、このアルバムのリリース直前に、彼らは解散を発表。結局バンドセットでこのアルバムの曲達が演奏されることはなくなってしまいました。個人的には今年の中でもトップ5に入る名盤だと思うし、収録曲がライブでどのように演奏されるか見てみたいなあと思ってただけに、解散が本当に残念で仕方ないです。

0 件のコメント:

コメントを投稿