2014年9月23日火曜日

一人旅日記 7日目

気づいたら雑記になっていた前回のリベンジ、7日目。今日こそは終わらせる(決意)



最終日はまさかの超快晴。毎日曇ってばかりだったから雨は覚悟してただけに嬉しかった。例外に漏れず朝早くから移動開始。チェックアウトが早朝の6時とかばっかだったから、旅行中仲良くなった人に挨拶をすることができないままだったのをすごい後悔している。まあ今回でいろいろ詰め込むのも面白くないことがわかったので、次からはもっとゆとりをもって、のんびりと旅行ができる…はず…。

道中はハイスタのMaking the roadをずっと聴いていた。今ではほとんど聴かないけれど、久しぶりに聴くと青春だなあと思う。このアルバム聴くたびになんかしらの歌詞が引っかかるんだけど、今回は"Nothing"でした。どの部分がどうとかは言いませんが。たぶんこれからもどこかのタイミングで聴いてはいろんなことを気づかされるんだろうな。

金沢から高岡へ出て、そこからは城端線で城端へ。もう地名だけでわかるかもしれませんが「true tears」の聖地に行ってきました。立派なP.A. works廚です。金沢も本当は聖地に行きたかったんですが、時間がなかったのでスルーしてしまいました。ちなみに金沢では宿のトイレに「花咲くいろは」のポスターが貼ってあって、さすがって思ってました。

城端は駅が町のメインストリートとは少し離れている街。メインストリート沿いに作中に出てくる建物とかが点在してて、こんな風景あったよなあと思いながら散歩。この街は越中の小京都とか言われてるみたいで、昔の建物が多くて結構見所多かったです。城端に至るまでの道中で古い建物とかはあまり見受けられなかったから、結構意識して保存するようにしているのだろうな。ただ平日だったこともあってか城端に観光で来たであろう人は僕だけ。2週間後に大きなお祭りがあったみたいだけど、それ以外はもともと観光地ではないのかもしれません。祭りがあろうがなかろうが個人的にはああいう町並み大好きなので、今回は夏だったけれど冬のあの街の姿にも少し興味が湧きました。今年の冬にでもまた行こうかな。

城端からはバスで白川郷へ。乗ったバスが普通の(横浜でも見る感じの)路線バスで、案外あっさり着くのかなと思ってたら、まー走ること走ること。結局すごい山沿いの道を1時間走って白川郷着。まあ県境またいで岐阜に入るもんね。値段も1000円くらいして、降りるときに1000円の支払い方が判らず運転手さんに訪ねたら、運賃箱に4つ折りにして投入されたのにはびっくりしました。あの部分は硬貨を入れるだけじゃなかったのか。

白川郷ってなんだかひっそりとしたところのイメージがあったのだけど、思ったよりがっつり観光地になっていたのは驚きでした。同じ合掌造り集落の世界遺産でも五箇山のほうがひっそりしているみたい。1時間くらいかけて集落を見て回ってからは、城端でも2時間くらい歩いていて疲れていたこともあって、たまたま見つけた足湯でのんびり。足湯を出たあとは集落の横を流れる川でのんびり。水に足をつけてみたけどむちゃくちゃ冷たくてこれはこれで気持ちよかったかな。

次は白川郷を後にして、城端に戻るのも面白くないと思ったので高山へ出ることに。高山到着から富山方面の電車が出る2時間くらいの時間で、少し駅前をぶらついた。高山も古い町並みが多くて魅力的だったな。前日の金沢、当日の城端と比べると道の雰囲気もあってか、寂れる一歩手前に感じるまで古いように感じた。ここもまた近いうちに訪れたい。ここと金沢で1泊とかしたらとてもいい旅になる気がする。

高山を出たのは夕方の6時。日が沈みきるタイミングだったしこの旅行も終わりかあなんて車内で一人感傷に浸ってました。

後は富山に出るだけだったのだけど、途中の八尾という街で「おわら風の盆」という祭りをやってるとのことだったので、ちょっと寄り道してみた。このお祭りは以前から名前だけは知ってたけど、この時期にやってるってことを知ったのは、実は朝電車で向かいに座っていた人が読んでた新聞の1面。ちょっとラッキーだったと思う。お祭りはかなり大規模で、街中で編み笠を被った人達が踊り歩いていた。踊りの列があるところは、どこも人だかり。観光客も多かったけど地元の人達が本当に沢山いて、街を挙げてこのお祭りを好きなんだなというのが伝わってきた。自分の地元は伝統のお祭りなんてないし、地域のお祭りですらそれにかけるやる気は人それぞれなだけに、とてもうらやましい。いい寄り道をしたなと思いつつ、9時ごろに富山着。これで僕の一人旅も完結。

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