【Disk Review:Road to Warped#3】Parkway Drive "Atlas"(2012)

アメリカからCD届きました。
でもしっかりと聴き込んでからやりたいので、それは後日。


今日はこのバンドを紹介したいと思います。

Parkway Drive/"Atlas"

Rate:4.16

オーストラリアの5人組バンド、Parkway Driveが一昨年リリースした、現時点での最新アルバムです。このバンドの名前はもう何度も出してますね。ジャンルはMetalcoreでしょう。母国オーストラリアのライブ会場では、彼らの出演がないイベントでも彼らのTシャツを着た人が沢山います。Soundwaveに行ったときにもなぜかTシャツ売られてたし。ホルモンとかラスベガスのTシャツを、別のイベントでも着る感覚に近いのかな。


元々速いテンポでどんどん攻める曲調が多かったんですが、このアルバムに関してはリリース前に公開されたM-5"Dark Days"がまるで戦車のように重厚な曲でした。

で、全体を通して聴いてみると、M-4"Wild Eyes"のように畳み掛けるような曲もあるし、前作の"Deliver Me"のハネるようなリフをさらにキャッチーにしたM-3"Drean Run"、ストリングスを入れたタイトルトラックのM-9など、多彩な要素の入った1枚だと思います。


ただ、キラーチューンが前半に集中していて、アルバムの後半になると聴くのがしんどくなるかな。Rateが思ったほど高くないのはおそらくそれが原因。これはクリーンのボーカルを入れないバンドの１つの宿命だと思います。前作は後半でシンガロングのある曲を入れていたけど、今回はそこにストリングス、ホーンを入れて幅を持たせた一方、ボーカルがやや一本調子になってる。


アルバムを総合的に見るなれば前作をおすすめしますが、今作のキラーチューンはほんとに素晴らしいものがあります。Rate以上に楽しめる一枚だと思います。